コンセプト
来月、台湾で作品展を開催していただくにあたって、
今回の作品コンセプトをここに記します。
モノを作る行為が単純に好きであるということと、
どうしても伝えたいことがあるからモノをつくっている。
簡単に言うと、これだけです。
作品だけでストレートに伝われば、言語化する必要はないのですが、
自信がないので、きちんと思いを言葉にしてみました。
これを現地で中国語(台湾語)に訳していただき、
ご覧いただく台湾の方々へお伝えくださるそうです。
臺灣2018.5コンセプト
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6歳から日本で書道を学んでいたこともあり、
墨、和紙、流木、海岸に捨てられていた網など、
世の中で一度役目を終えたものを素材とし、
形を変えた(作品化)したあとに宿る【時間】と【意識】を表現しています。
作品は書、コラージュ、大和言葉と呼ばれる1300年以上前から伝わる
日本固有の美しい言葉をしたためました。
わたしが6歳から筆をにぎってきた時間、
植物が人の手を介し和紙となる時間、
浜に打ち上げられた流木や役目を終えたモノが過ごしてきた時間。
何事も待つことなく、
インターネットで答えがすぐに見つけられる現代に、
今ここにあるそれぞれの時間をじっくりと感じ、
想像いただけるような表現を目指しました。
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