読み返す2冊
折にふれて何度も読み返している千住博さんの2冊。
ドッグイヤーが多すぎて、本の厚さか1.5倍に。笑
最近、心から、自分の人生を生きているなあ、思えるようになった。
もちろん、家族のため、誰かのために生きることが良いと思っていたし、
それが最優先だとも思っていたけれど、
どこかで、人生の芯を捕らえ切れていない感があった。
今はその「芯」を捕らえた感覚がある。
わたしは芸術が好きだ。
でも、それは作品だけじゃない。
作品の裏側、そこに至るまでの経緯、
見えない何かを気配として感じることが好きなのだ。
最近ようやく分かったことがある。
技術的にはとても優れているのに、全くなにも感じない作品と、
描かれているのは単なる線に過ぎないのに、胸に刺さる作品との違いを。
芸術は目だけで見るのではなくて、心で見るもの。
自分の心を育てていくことが大切なのだと。
だから、上っ面だけのものを見て満足したり、
誰かの真似や、承認欲求を満たすだけに時間を費やすのではなくて、
評価されようがされまいが、自分を貫く心と精神力を育てること。
人生はそれに尽きるのかも知れない。